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家族の前でも仮面をつけている。

入院が決まったよ と伝えると、母は、
「わかりました」と返してきた。

「帰ってきた頃より元気になってると思う」と言われた。
ごめんなさい、元気になっていくのを演じています。
家族が帰ってくる時間帯に合わせて頓服を飲み、
うるさいところからは自分から離れています。

みんなの日常だったものを壊さないように。

地を這うような調子の悪さは、見なくていいよ。
見たところで何もできないよ。

頼りになるのは、心配してくれることではなく、
家事を代わってくれたり、経済的に支援してくれたりで、
家族が私の病気をどうこうはできない。

結局は、薬と医者と、社会から離れること。

自力で手続きできたら、向こうで入院したよ。
なにもできないから戻ってきた。


私が生きてさえいなければ と何度も思ってきた。
一人暮らしを始めて、それが随分と減った。
実家に戻ってきて、復活してしまった。

ここにいてはならないのだ。
生きていてはならないのだ。
生まれてきてはいけなかったのだ。

なんで、どうして、
なんで生きてしまうの。

そればかり。
全く生産性のない自分に腹が立つ。

生きている自分を肯定してあげられない。
今まで沢山死ぬ機会があったのに、
みすみす逃してきた自分が憎たらしい。

死ぬことを怖がる自分が嫌いだ。


「性格としての希死念慮」

ぴったりの言葉だと思う。
ずっとずっと、根底に死にたさがある。


次こそ完遂したい。

そう思って何年経ったかな。
老いて、死ぬまで、そう思い続けるんだろうか。
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